気になるギョーカイ!?職業紹介!!

殺陣師 あなたの夢を切り開く、テレビ 映画 舞台に関する仕事をご紹介。

    殺陣師


    時代劇のなかで最も盛りあがるシーン、それが殺陣(たて)。時代劇のアクションシーンのことをそう呼びますが、主人公たちが悪役をばったばったと倒していくシーンは、いつ見てもスッキリします。しかし、彼らが使っているのは模造品とはいえ、刀やヤリ。派手に振り回すわけですから、あたりどころが悪ければケガをする危険も十分にあります。アクションシーンは時代劇の華(はな)であり、けっして手をぬくわけにはいきませんが、俳優たちの安全にも気を使わなければいけません。そこで必要になってくるのが、これを指導する殺陣師(たてし)。彼らはアクションシーンの専門家で、より場面が盛りあがるようなアクションの演出や、安全面についてのアドバイスをおこないます。

    殺陣師はアクションの演出家。その技術は時代劇だけでなく、アクションシーンが必要な作品のすべてに求められます。ですから活躍の場は広く、演劇や歌舞伎はもちろん、ときにはハリウッド映画にも、アクション・スーパーバイザーという名前で制作に参加しています。資格や学歴は必要ありませんが、殺陣師を養成する専門学校で知識を身につけるか、活躍している殺陣師のもとに弟子入りするのがおすすめです。また、アクションシーンの経験を積んだ時代劇の役者から、殺陣師に転向するひともいます。アクションシーンの指導ですから、演劇や映画の知識は必要。手本を求められることもありますので、身体はきたえておかなければいけません。就職先としては、アクション団体と呼ばれている芸能団体や、映画制作会社があげられます。

    アクションシーンの質と、俳優の安全をあずかる殺陣師。作品の完成度に、重要な影響をあたえる仕事です。そのため、はじめのうちは重要な仕事はあたえられません。地方でおこなわれているアクションショーなどに出演することが、仕事になってきます。しかし、実績を積みあげていくことによって超大作映画の製作現場にまねかれることも。簡単なステップアップの道はなく、地道に仕事をこなしていくしかありません。

    殺陣師は、裏方のなかでは、比較的脚光をあびることの多い職業です。最も目立つシーンを手がけるわけですから、あこがれている人も多いかもしれません。それでも、必要とされる人材の数は、他の裏方よりは少なめ。需要の面で安定しているとはいえません。センスや知識は殺陣師にはもちろん必要ですが、それ以上に必要なのは運動神経と、それを教えるコミュニケーション能力。他のことについては専門学校などで学べますが、基礎的な身体能力やコミュニケーション力は教えてもらって身につくものではありません。殺陣師を目指すのなら、まず空手などの格闘技を習い体力を養成、アクションについての知識を得ることをおすすめします。

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