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映画監督


銀幕のなかの別世界、映画。世界的に人気のある娯楽であり、各国で毎年多くの作品が誕生しています。映画監督とは、この映画を制作する仕事です。

それらの映画は、観客たちによって、つまらなかった、映画史に残る名作だった……、などの評価がくだされます。それらの評価の責任を、映画監督はすべて背負わなければなりません。世界的に配給するような映画なら、その制作費は途方もないもの。その評価が監督にかかってくるのですから、制作チームのなかで最も重要な役割と責任があたえられています。具体的な映画監督の仕事は、照明の当てかた、シーンひとつひとつの俳優の演技、撮影場所の決定など、映画を制作するうえでの全工程を指揮することです。

映画監督になる方法をひとつにしぼることはできません。お笑い芸人や脚本家、小説家などから映画監督になった人もいますし、助監督やその他の関連分野から出世する人も。その来歴は実にさまざまです。しかし、最も一般的な方法としては、やはり映像の専門学校や大学で専門的な知識を学んでから、映像制作会社に就職し、経験をつんで映画監督になるのがよいでしょう。また、自主制作映画であっても、やはりコンテストなどで賞を受賞することでブレイクするケースもあります。優秀な成績をのこして、自分の実力を証明した人は、次なる映画制作のチャンスと資金をあたえられることもあります。

最近では、映画監督をめざす人が、自分の実力をアピールする場が増えています。しかし、映画監督はやはり難しい職業。狭き門であることに変わりはありません。日本の映画監督の多くが所属する日本映画監督協会には、600人近くが在籍していますが、1年間に制作される映画の数は400本程度ともいわれます。この数字を見てもわかるように、全ての映画監督が思うように映画を制作できているわけではありません。また、全体を見てみても、映画の制作だけで生活しているのはほんの一部。ほとんどの映画監督は、映画以外の映像、ドラマやコマーシャルを制作することでも収入を得ています。

ひとつの映画を制作するうえで、監督が得る報酬は新人で400〜500万円ほど。決して少ないものではありませんが、仕事の量を考えると安定しているとはいえません。新人のうちは、不安定な収入や少ない仕事に悩むこともあるでしょう。それでも、必ず正当な評価を受け自分の作りたい映画を作れるようになることを夢見て、がんばりつづける監督のタマゴはたくさん存在します。

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